子供 接し方

親の接し方

年齢ごとの特徴

 

docter1

子供は放っておいても育つという考え方もありますが、やはり親が正しい方向へ導いてあげなければ、子供は楽な方へ向かってしまい、あとで取り戻そうとしても、悪習は簡単には直すことは出来ません。そのため、年齢に応じた子供の特徴を知り、それを踏まえた教育をすることが大切です。

 

ただ、子供は自分が体験したことなどから、様々なことを学んでいきます。その習得力は絶大です。そのため、親がビックリするほど急激に成長していきます。例えば、対人関係・豊かな心情・適切な態度など、場面に応じた対応を体験から自然に身に付けていきます。

 

そのため、親は頭ごなしに子供に無理強いするのではなく、子供のサポートをするというポジションで見守るということも大切なことです。

 

 

ベル

うちの子は、コレで身長が伸びた!

 

 

乳幼児期

乳児は、全てのことが新鮮です。しかし、それらを全て吸収し、心身を発達させながら、家庭の中で生活のリズムを作りだします。その中で、一番大切なことは、身近にいる親(大人)の愛情を受けて絆というモノを深め、人に対する信頼を深めていきます。そのため、親とのスキンシップは非常に大切な行為と言えます。

 

幼児期になると、乳児の頃より一層まわりとの関わりを深めていきます。無限大の好奇心で社会性を育み、初歩的なな生活習慣を身に付けていきます。そして、親だけでなく、子供同士での遊びで、想像力・対人関係・好奇心・思いやりなども身に付けていきます。その体験によって、道徳性なども育まれていくことになります。

 

ただ、現在の日本の状況は、少子化など様々な問題があり、昔のような人や自然に触れあう体験をする機会が少なくなっています。そのため、親は出来るだけ幼児に相応しい生活のリズムを作ってあげることが大切です。

 

乳幼児に対する課題

@出来るだけ多くの人と接して、愛情を受けたり注いだりする体験をする事。
A乳幼児に見合った適切な生活習慣を作り上げる事。
B親だけでなく、様々な人に対して信頼感を獲得する経験を積ませる事。
C自我の目覚めに応じて、他者を受け入れ、自分の存在を理解する事。
D遊びなどから社会性を芽生えさせ、道徳性なども得る事。

 

小学生低学年

小学生低学年は、明らかに幼児期とは違います。ただ、幼児期の特徴を多少は残しているのも事実です。しかし、幼児期と一番違うのは、親の言うことをしっかり理解できるという点です。そのため、親が「ダメ」と言うと、子供は親の言いつけを守ろうとします。これは、善悪の判断がしっかり出来てきているということで、言語能力が一気に高まっている証拠です。

 

小学生低学年に対する課題

@知性や感性を育てながら、してはいけない事を理解させ善悪の判断を可能にさせる事。
A人だけでなく、自然などに対しても心を動かされる感情を育てる事。

 

小学生高学年

小学生高学年になると、他人との関係性を理解できるようになり、必要に応じた対応が出来るようになります。但し、個人差が大きく出始める時期でもあるため、欲張った行動をしたり、逆に劣等感を持ちやすくなる時期でもあります。

 

しかし、学校の中で集団生活を体験することにより、ルールを守れるようになり、子供同士で決まり事を作るようにもなります。

 

小学生高学年に対する課題

@他人の考えを考慮する事がが出来るようになる事。
A自分の存在や考え方を肯定できるようになる事。
B学校などの集団の中で、自分に課せられた役割を全うする責任感を育成する事。
C様々な体験から、実社会への関心を持つキッカケを持たせる事。

 

中学生

中学生になると思春期に入ります。大人からすれば何でもないような事でも、経験不足から様々な事に悩む時期でもあります。そして、普段の生活も親より友達を優先するようになり、親とのコミュニケーション不足も手伝って、ほとんどの中学生は反抗期を迎えます。思春期特有の感情も芽生え、友達を強く意識したり、異性に対しても非常に強い関心を持つようになります。いずれにしましても、非常に情緒不安定な時期であるため、不登校になる割合が一番高いのもこの時期です。

 

中学生に対する課題

@自分の個性を認識し、自分の存在価値を見いだす事。
A欲求を我慢し、社会の中で生きていくための努力をする事。
B法律はもちろん、一般常識やモラルを守れるようになる事。

 

高校生

中学生の頃とは違い、かなり大人社会に近づいて物事を考えられるようになる時期です。思春期の悶々としたモノも、中学生の頃よりは少なくなって、社会の中での自分のポジションを理解できるようになります。そのようになる事によって、大人の社会へ入る準備が少しずつ出来てくるのですが、一部の高校生はそれを放棄し、楽なことだけを選択して自由を求める場合もあります。なお、仲の良い友達とは親密に交際するが、それ以外の他者とは一切関わろうとしない場合も少なくありません。

 

高校生に対する課題

@自分の適正を認識し、現実的な進路を決定する事。
A他人への思いやりや感謝の気持ちを持ち、他者の期待に応える事。
B大人の社会の中で生きている自覚を持ち、責任ある行動をとる事。

 

 

ベル

うちの子は、コレで身長が伸びた!