愛情を受けていない子供は背が伸びない?
見落とされがちな事とは?
しかし、それらが出来ていても、成長ホルモンの分泌が標準に達しない場合があります。それは、子供の情緒が不安定な場合です。
例えば、新学期を迎えたり、引っ越しをしたり、離婚や再婚をしたときなど、子供は多少なりとも不安を覚えるモノです。子供がそのような状態であるときは、成長ホルモンの分泌が悪くなることがあります。
あと、背を伸ばそうとしているときに、意外に気にされていないのが家庭環境です。
上記の通り、子供の情緒が不安定になると成長ホルモンの分泌が悪くなるのですが、「夫婦ゲンカが絶えない」「親がいつも小言を言っている」「顔を見ると勉強しなさいと言われる」など、家の中で、子供が安心していられない状況が続いている場合も、子供の情緒は不安定になります。
親は何も感じていなくても、子供に絶えずストレスを与えてしまっている場合は少なくありません。それは、子供にストレスを与えてしまうような状態が日常的になってしまっているため、それが普通に感じてしまうからです。
親のちょっと言動も、子供には物凄く大きく響いていることがあります。子供が喋りかけてきても、イライラしているときはうっとうしそうな返事をしてしまったり…。
特に、夫婦ゲンカは子供の成長を止めてしまうと言っても過言ではないほどですから、夫婦ゲンカではなく、夫婦で話し合いをするということを意識することも、親としては大切なことです。
という訳で、子供に対する愛情がない訳ではないのですが、子供にストレスを与え続けてしまっている場合があるため、一度客観的にご自身の家庭環境を見直してみることも大切です。
いつもニコニコしていられる家庭と、そうでない家庭とでは、子供の成長に差が出るのは当然です。