背が伸びるのは何歳まで?
身長が伸びる期間は決まっている!
しかし、一生伸び続ける訳ではありません。そんなことになると、恐竜のような大きさになってしまいますから…。
では、身長は何歳まで伸びるのか…ですが、これは個人差はありますが、おおよそ男性の場合は16歳ぐらい迄で、女性の場合は15歳ぐらいが目安です。
身長が伸びる理屈を説明すると、骨の仕組みを解説する必要がありますので、ここでは簡単に説明します。
骨には、骨端線(こつたんせん)と呼ばれる線が入っています。その骨端線の骨芽細胞は、コラーゲンを分泌しています。そのおかげで、骨は縦方向や横方向に伸びます。骨が伸びるということは、背が伸びるということです。
しかし、その骨端線は、次第に無くなってしまいます。その時期が思春期の頃なのです。そのため、上述した通り、男性は16歳ぐらいで女性は15歳ぐらいで身長が止まってしまうのです。
大人になると身長が伸びなくなるのは、その骨端線がないからです。
レントゲン写真で子供の骨を見ると、骨の端の方にヒビが入っているように見える部分があります。そのヒビのような部分が骨端線です。
思春期を迎えて骨端線が無くなると、身長は伸びなくなるのですが、その事を知ると、骨に強制的に骨端線のようなヒビを入れれば良いと考える人もいるようです。
しかし、そのようなことをしても骨折しやすくなるだけで、身長は伸びません。
身長が伸びる期間を延ばす方法はある!
ちなみに、思春期を迎えるのが遅い人ほど、最終的な身長は高くなる可能性が高くなります。
生まれてから思春期を迎えるまでは、背は伸び続けています。そして、思春期を迎えると一気に背が伸びます。
そのため、思春期を迎えるのが遅い人は、一時的に平均身長より低くなっている時期が出来てしまいますが、思春期を遅く迎えたということは、それだけ骨端線が残っている期間が長いということですから、最終的には背が高くなるのです。
という訳で、思春期を迎える時期を操作することが出来る特効薬が出来れば、身長さえも操作できるということになります。
ただ、現在の医学では、そのようなモノはありませんが…。
しかし、思春期を贈らせることは出来ませんが、早めさせないようにする方法がない訳ではありません。
それは、特に女性の場合ですが、カロリー摂取を控えることです。カロリーは必要ですが、摂り過ぎると思春期を早める原因になります。
あと、情緒不安定にならないようにすることです。例えば、いざこざが絶えない家庭だと、早く大人にならなければ…という意識が強くなり、思春期を早める可能性があります。
という訳で、身長を少しでも伸ばしたいのであれば、家庭環境も大切ということです。