肥満は、背の伸びを悪くするのか?
肥満が背の伸びを邪魔する理由
背を伸ばすためには、成長ホルモンを多く分泌させる必要があるのですが、肥満の場合、成長ホルモンの分泌が低下します。
そのため、思春期になって一気に背が伸びる時期に、成長ホルモンの分泌量が少ないと、背が伸びにくくなります。
しかも、肥満の場合、思春期の時期が早まる傾向にあります。背が伸びるのは思春期が終わるまでですから、思春期の時期が早まるということは、背が伸びる期間が短くなるということになります。
従いまして、少しでも背を伸ばしたいのであれば、肥満は改善させるべきです。
肥満を解消すると…
運動といっても、激しい運動をする必要はありません。ウォーキングや縄跳びなどで十分です。それを続けることによって、熟睡できる良い睡眠を誘うことになります。
熟睡できれば、背を伸ばすために必要な成長ホルモンがより分泌されることになります。成長ホルモンは、背を伸ばすだけでなく、脂肪を溶かす効果もありますので、運動を続ける習慣ができれば、太りにくい体質へと変化していきます。
肥満のままでいると、ますます運動嫌いになり、家に閉じこもってテレビを見続けたり、夜遅くまでゲームをするようになり、背を伸ばすということから余計に遠ざかってしまいます。
@適度な運動をする。
A食欲が増す。
B心地良い疲労感は、熟睡を誘う。
このように、運動を続けることによって、肥満を解消し背が伸びる状態を作ることが出来ますので、運動で生活のリズムを改善することが必要です。
ちなみに、適度な運動による刺激は、骨の成長を促す作用もあり、成長ホルモンの分泌も促すことになります。
いずれにしましても、悪い生活リズムの改善には、運動は最適です。規則正しい生活は、背をのばすために、とても大切なことですから、少しでも子供の背を伸ばしてやりたいと思うのであれば、生活習慣を見直すためにも、適度な運動を取り入れるようにして下さい。