背を伸ばす方法 夜尿

夜尿防止の為でも、背を伸ばすなら夜中に起こすべきではない

 

夜中に子供を起こすといけない理由

 

医者@

小学生になっても夜尿(おねしょ)をしてしまう子供もいます。そのため、深夜に子供を無理矢理起こして、一度トイレでオシッコをさせる親がいます。

 

これは、夜尿をさせないために仕方なくやっていることだと思われますが、「夜尿を治す」「背を伸ばす」この2点どちらにとってもお勧めできるものではありません。

 

子供を深夜に無理矢理起こすと、抗利尿ホルモンの分泌が悪くなります。その抗利尿ホルモンは、尿の量を減らす作用があります。そのため、子供を夜中に無理矢理起こすと、抗利尿ホルモンが少なくなるため、余計に夜尿しやすくなるのです。

 

しかも、抗利尿ホルモンには、成長ホルモンの分泌を促す作用もあるため、せっかく高まっている成長ホルモンの分泌を低下させることにもなります。

 

成長ホルモンは、背を伸ばすためには欠かせないモノです。なお、成長ホルモンが一番多く分泌されるのは、深夜熟睡しているときです。

 

という訳で、夜尿をさせないために、子供を深夜に起こすと、夜尿が治らないばかりでなく、背の伸びにも悪影響を及ぼすことになります。

 

 

夜尿(おねしょ)を治す方法

 

医者A

人間は、水分を摂らなければ体調を崩すばかりか、最悪の場合、生命の危険さえ出てきます。そのため、夜尿を治すためであっても、水分を摂らない訳にはいきません。

 

しかし、夜尿は治さなければならないため、水分の取り方を工夫して、夜尿を改善させるようにします。

 

夜尿を治すためには、午前中にしっかりと水分を摂るようにします。逆に、寝る前の6時間くらいは水分を控えるようにします。これで、1日の前半は体内を湿った状態にして、夜はドライな状態にするということです。

 

その生活リズムを作ることによって、寝る前の水分量を少なめにすることができます。ちなみに、抗利尿ホルモンは、体内に水分が十分にあると、あまり分泌されません。逆に、体内の水分が少なめだとよく分泌されるため、尿の量を減らしてくれます。

 

この方法で、必ず夜尿が治るとは言えませんが、成長ホルモンの分泌を促すためにも、一度試してみる価値はあるかと…。

 

しかし、この方法で夜尿を改善させることが出来ない場合は、専門医に診てもらう必要があります。

 

ベル

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